一時消息不明になってしまいました。
締め切りなどが溜まっていたり、撮影の予定を組んだりとばたばたしてました。

おとといラトビアから帰ってきました。
初めてのバルト3国。
大雪が降ってしまって、撮影どころではなかった。
が、
すばらしい経験、人たちと巡り会えた旅でした。

旧ソ連の面影と若い芸術家のエネルギーがまぶしかった。

ほんとに、うらやましいほど、まぶしかった。

大きな都市、東京、ロンドン、ニューヨークなど、
一体全体、コミュニティーというものはなくなってしまった。
70年代は確かにニューヨークには残っていた、が今はない。
若い小さな都市は今、ムーブメントを起こしているようだ。

ほんと、
写真をやっていてよかった。
ここに文にして書き表せないのがつらい。

この機会で、自分が目指すものがはっきり見えた感じ。
それは、有名になることでも、写真が売れることでも、優れた人間になることでもなかった。
ただ、自分が信じている価値観で自由に作品を作ることでした。
変なしがらみ、批評家、構造、施設、社会、領域を超えて
自分は自分でいる自由で作りたい。
純粋にそれだけでした。

それだけ今の現代がたくさんのものに囲まれていることを実感。
その先に何があるかわからないけど、
彼らのムーブメントのように、
雲の切れ目からみんなでその先が見えることのできる日がくるのを願う。